2013年11月29日金曜日

富士山静岡空港における新型インフルエンザ(H5N1)措置訓練を実施しました

 1128日(木)15時から当院の感染病棟にて、新型インフルエンザ(H5N1)の疑い患者受入れ及び検体採取について実動訓練を実施しました。
 想定として、新型インフルエンザ(H5N1)発生国から第3国を経由し、静岡空港に到着した疑い患者が発見されたケースで、清水検疫所を中心に、吉田榛原消防署、県環境衛生科学研究所、島田市民病院が協力して各機関との連携を確認しました。

 訓練では、ICDInfection Control Doctor谷尾医師やICNInfection Control Nurse)野村看護師長(感染管理者)が、疑い患者の受入れ・搬送、感染病棟への収容及び検体採取を行いました。防護服の着脱方法や検体採取後の輸送方法など、手順を見直す良い機会となりました。




院内感染対策研修会を開催しました

 平成251126日、平成25年度第6回院内感染対策研修会を開催しました。
 今回の研修は「感染性胃腸炎について」というテーマで計238名の職員が参加しました。
 
研修では、ICNInfection Control Nurse)の野村(感染管理管理者)から感染性胃腸炎の特徴、感染経路、感染予防対策についての講義がありました。
 その後、ICTInfection Control Team)で作成したDVDで吐物処理方法、排便の処理方法を学びました。DVDを見た感想や疑問に思う意見など活発に発言があり、感染対策の必要性、重要性を感じているように思いました。
 最後に吐物が、飛散する状況を専用ブラックライトで見て、2m以上飛ぶ散ることが理解できました。

 今回の学習を活かして感染性胃腸炎のアウトブレイクを防止していきたいと思います。


ブラックライトで飛散状況を確認

2013年11月26日火曜日

中学生の職場体験学習が行われました

 平成251120日~22日の3日間、島田第一中学校の生徒2人が当院で職場体験を行いました。
 2人はそれぞれ32病棟と52病棟で医療員と一緒にベッド周りの清掃や食事の配膳、患者さんの移送などを行い、初めての体験に緊張しつつも笑顔で頑張りました。
 初日に「看護師にはあまり興味ないです」と言っていた生徒も、最終日には「ぶっちゃけ、看護師ってすごい!って思った。チームワークもあるし、看護師になるのもいいかなって感じです。」とにこやかに話してくれました。
 この職場体験がこれからの自分たちの将来を考えるいいきっかけになることを期待しています。

患者さんの足浴

ナースステーションのシンク掃除

担当 看護部副部長 森山廣美

小児患者用の児童図書(絵本)を寄贈していただきました

 平成251122日、女性と子供を支援する活動を行う社会奉仕団体「国際ソロプチミスト島田」から児童図書(絵本)23点を寄贈していただきました。
 同団体は、実業界で活躍する女性、専門職に従事する女性の国際的なボランティア奉仕団体で、地域社会と女性と子供の生活向上を目的として活動されています。
 これまでも当院へは、訪問看護用の自動車や院内保育所のリトルプール、クリスマスプレゼントなどを寄贈していただいており、今年も地域社会への奉仕活動の一環として、入院中のお子さんに児童図書(絵本)を寄贈していただくことになりました。
 今年は、音の出る絵本など、見て聞いて楽しめる絵本も含まれています。
 当日は小児科病棟のプレイルームで服部病院事業管理者へ寄贈していただきました。
 病院を支える国際ソロプチミスト島田の活動に感謝いたします。ありがとうございました。

目録を受け取る服部事業管理者

寄贈された児童図書(絵本)


職業体験で新聞記者に随行してきた中学生も取材に参加しました

2013年11月25日月曜日

日本救急医学会専門医指定施設の認定の更新を受けました

 新たな認定期間は、2014(平成26)年11日から2016(平成28)年1231日までの3年間です。

 当院は、学会の定める次の条件を備えていることから,救急科専門医の育成にふさわしい病院として認定を受けています。
1.救急医療活動の実績を有していること。
2.救急医療に関する教育指導体制がとられていること。
3.救急医療に必要な診療機器等が整備されていること。

 これらの条件のほか、次の条件も満たしている場合に認定を受けることができます。
1.救急部門があること。
2.各種の救急患者を診療していること。
3.救急車で搬送される救急患者を充分数受け入れていること。
4.院外心肺停止(CPA)患者を充分数受け入れていること。
5.日本救急医学会専門医が 2 名以上常勤医として勤務していること。

6.専門医の修練に適した設備が完備されていること。

2013年11月8日金曜日

今年もミニ金谷健康まつりに参加してきました

113日の金谷文化産業祭にあわせて開催される健康まつりに参加してきました。検査コーナーでは当院の臨床検査技師11名とメーカーさんや金谷地区の保健委員の皆様に協力していただき、延べ約480人の入場者にヘモグロビン値測定、血糖値測定、血圧・脈波比による動脈硬化測定と、今回は新たに頸動脈エコー検査を加えて、スクリーニング検査を紹介してきました。
検査を体験された多くの方は問題ないデータでしたが、中には自覚症状がない高血糖の方や血圧・脈波比検査で足の血管が固いと疑われる方、頸動脈エコー検査では総頸動脈全体に肥厚を認める方や洞に厚さ2㎜のプラークを認める方もみえ、静かに忍び寄る病気の一端をみました。
検査の紹介を兼ねて、市民病院の検査技師という立場で地域の皆さんと交流を図ることも目的の一つだったのですが、皆さんとお話をさせていただくなかで、数名の方から「市民病院は紹介状がないと診てくれないでしょ!」と言われ、一部の診療科の患者制限が病院全体の患者制限と誤解されているように感じました。「そんなことないよ、制限しているのは医師数が少なくなった一部の科のみで、他の科では制限がないから、何か辛いところがあったら無理しないで来てくださいね。」と誤解を解くのに精一杯なコミュニケーションの場となってしまいました。今後は診療情報をお伝えする場合はもっとわかりやすく広報が必要と感じて帰ってきました。

検査コーナーの風景


(平成25116日 臨床検査室 曽根利久 記)