2015年9月18日金曜日

平成27年度 市立島田市民病院 総合防災訓練を行いました。

9月18日(金)当院にて総合防災訓練が行われました。

これは、防災について、職員一人一人が自分の役割を認識し、防災設備及び機器の取扱い、避難誘導等の訓練を実施することにより、災害に対して迅速かつ適切に行動できるようにすることを目的に実施している防災訓練のひとつです。

今回は、島田市に震度6弱の地震が発生し、その地震により火災が発生したという想定で、訓練が実施されました。

訓練の内容は、
1.緊急地震速報対応訓練
2.火災通報訓練
3.初期消火訓練
4.避難誘導訓練
5.消化器使用訓練、発電機使用訓練、煙体験ハウス

避難誘導訓練では、火災による被害者を出さないため、病棟ごとに避難経路を判断し、安全かつ速やかに模擬患者さんを誘導する訓練を行いました。あらかじめ避難経路等を検討して、訓練を実施したこともあり、皆さん迅速に避難誘導できていました。

訓練に参加していた職員からは、「実際に誘導してみて発見することが多々ありました。反省点を次回に生かしていきたい。」との感想がありました。

皆さん緊張感を持って、実施している様子がうかがえました。






2015年9月15日火曜日

第7回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第7回が開催されました。

今回のテーマは、「肝臓病と食事について」。講師は当院の栄養指導室長・管理栄養士の池田さんが務めました。

講師の池田さんが、ある市民の方から、「糖尿病や高血圧の食事のお話は聞くことはあるけれど、肝臓と食事のことはあまり聞く機会がないですね」と言われたそうです。そのリクエストにお答えする意味で、今回、肝臓をいたわるお食事についての講座を思いついたとのこと。

講演では、肝臓の働き、肝炎について、肝臓病の食事、適切なエネルギー、バランスのとれた食事、食生活で気をつけたいことなどについて説明がありました。

一般に肝臓に良い食事は、高カロリー・高タンパク・低脂肪の食事と言われますが、最近では、一人ひとりに必要な栄養素を考えた食事を継続することの方を重視しているとのことです。つまり、必要なエネルギー(熱量)が確保され、十分なタンパク質やビタミン類の含まれた食事が基本とのことです。

9月に入り急に秋を感じる陽気になってきました。「食欲の秋」と言われるとおり、食べ物が美味しい季節です。つい、食べすぎ飲みすぎてしまいがちですが、今回の講座を教訓に、バランスのとれた食事を実践していきたいと感じました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、10月13日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。












2015年9月8日火曜日

第6回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第6回が開催されました。

今回のテーマは、「認知症のお話」。講師は当院の認知症看護認定看護師の木下さんが務めました。

超高齢化社会といわれる昨今ですが、我が国の総人口のうち65歳以上の高齢者が占める割合は既に25%を超え、4人に1人以上が高齢者という状況なのだそうです。
そして高齢者数に占める認知症者数の割合は7人に1人。10年後の2025年にはなんと5人に1人が認知症と予測されているようです。

講座では、加齢による物忘れと認知症の違いや、認知症の種類及び代表的な3つの認知症(アルツハイマー型、レビー小体型、脳血管性)の特徴などについて説明がありました。

また、早期発見・早期治療によって病状の進行を遅らせることができることや、進行の程度によって様々な薬が用意されていることなどが紹介されました。

最後に認知症の予防については、適度な運動や趣味を持つことが大切であり、日頃の食事や栄養の取り方に注意を払いながら、ストレスをため込まない生活を送ることが大切であるとのことでした。

今回の講座は、熱心に聞き入る方が多く見られ、このテーマへの関心の高さがうかがわれました。また木下看護師の説明がとてもていねいでわかりやすく、講座終了後の質疑にも真摯に答えている姿が印象的でした。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、9月15日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。