2015年11月10日火曜日

第10回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第10回が開催されました。

今回のテーマは、「感染性胃腸炎について」。講師は当院の看護師長・感染管理認定看護師の野村さんが務めました。

感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌の感染が原因となって吐き気や嘔吐、下痢・腹痛などの急性の胃腸炎症状を引き起こす病気です。感染性胃腸炎の原因であるウイルスと細菌には、発生時期等の違いがあり、冬場に特に多く発生するのが、ノロウイルスであるとのこと。

ノロウイルスは、変異しやすくアルコールに耐性を持つことから非常に厄介な病原体です。原因別の食中毒患者数では、年間第1位。食中毒1件あたりの患者数も平均36.8人で大規模な食中毒になりやすいそうです。
また、感染者の便や吐瀉物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して感染する二次感染の危険もあるようです。

そこで、大切なのが感染予防の基本である「手洗い」。何処に感染源となるウイルスが潜んでいるかは、わかりません。まずは、適切な手洗いを行うことによって、自分への感染を予防することが簡単で一番の対処法であるとのことです。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回~3回、火曜日に開催します。
次回は、11月17日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。









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