2016年6月30日木曜日

「第66回日本病院学会」にて当院職員が発表を行いました。

平成28年6月23日(木)、24日(金)岩手県盛岡市の盛岡市民文化ホール、いわて県民情報交流センター他で開催された「第66回日本病院学会」にて当院の救急外来の大石看護師長と薬剤部の菅沼係長、事務部経営企画課の山岸係長が発表を行いました。



日本病院学会は、全国の病院関係者が一同に会しシンポジウムやワークショップ、日頃の研究成果の発表等を通じて活発な議論、情報交換を行うことを目的に毎年開催されています。今回は、「医療人のあるべき姿BUSHIDO(智・仁・勇)をもって-地域を支える医療、地域が育む医療-」をメインテーマとして掲げています。




今回、当院からは、以下の3題の発表を行いました。

 発表内容
 発表者
 「救急外来からの情報発信-地域における救急搬送患者情報の可視化を目指して-」

 救急外来 大石師長
 「薬薬連携を通じての「吸入ワークショップ」の現状と今後の課題」


 薬剤部 菅沼係長
 「地域の基幹病院として求められるWEBサイトを目指して-Google Analyticsを用いたWEBサイト閲覧状況の分析から学ぶこと-」

事務部経営企画課 山岸係長

救急外来の大石看護師長は、当院WEBサイトにアップしている救急搬送統計データの作成プロセスについて発表を行いました。
救急搬送統計データは、救急の現状を知ってもらい、救急外来の適正な利用を呼びかけるためにとても重要な基礎データです。このデータを作成するには日頃の積み重ねが欠かせませんが、日常業務の中でとかく煩雑になりがちです。データ作成を継続できている要因として、看護職員がデータ収集の意義を理解していること、そして、そこに情報支援の仕組みをつくり、多職種のシームレスな協力体制が構築できたことが大きいとする内容でした。




薬剤部の菅沼係長は、各調剤薬局で各々の方法で行われている吸入指導が正しく患者に伝わっていない現状を改善すべく、病診連携の取り組みの一環として、年2~4回「吸入指導ワークショップ」を開催したことについて発表を行いました。
このワークショップの開催を積み重ねることにより吸入指導についての知識が浸透してきており、他の市町村にも広がりつつあるとして、今後のさらなる展望についての紹介も行いました。



事務部経営企画課の山岸係長は、当院のWEBサイトのアクセス数増への取り組みについて発表を行いました。
ここ3年間で、WEBアクセス数は順調に伸びており、地道な取り組み(WEBサイトは業者に頼ることなく職員の手作りで作成)が実を結んでいるが、高齢者のアクセス数が伸び悩んでいる現状を紹介し、団塊世代が後期高齢者となる2025年に向け更なる取り組みが必要であるとして、今後の改善方針の紹介を行いました。




当院では、こうした取り組みを通して地域医療に貢献していきたいと考えています。

2016年6月27日月曜日

車椅子を寄贈していただきました。

平成28年6月23日にセントラルリバークラブ(会長 片岡肖夫様)から2台の車椅子をご寄贈いただきました。同クラブからの寄贈は今回で15回目となります。

セントラルリバークラブ(略称CRC)は、環境美化推進やごみの無い美しい街づくりなど、地球を明るくし住みよい街づくりを目指し市民の有志で結成され今年で53周年を迎えます。

長きにわたり国道1号線バイパスでの各インター等で清掃奉仕作業やアルミ缶回収など行い、車椅子などの寄贈活動をされています。

当日は、片岡会長をはじめとし会員の皆様や病院関係者が見守る中、目録が服部事業管理者に手渡されました。

病院を支えるセントラルリバークラブの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。





2016年6月9日木曜日

「平成28年度 第1回 多職種合同研修会」が開催されました。

平成28年6月8日(水)、保健福祉センターはなみずきにて島田市包括ケア推進課主催による「平成28年度 第1回 多職種合同研修会」が開催されました。

開業医(医師、歯科医師)、薬剤師、看護師、ケアマネジャー、栄養士、介護施設職員など総勢100名が参加し、当院からも医師、薬剤師、看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーが参加しました。

はじめに、島田市医師会理事・片岡医院院長、片岡英樹先生より「在宅医療の現状と課題」をテーマに講演がありました。
患者や家族が在宅療養を希望しても実際に在宅で最期を迎えた人は少なく、その要因として医師不足や24時間対応の訪問看護ステーションが少ないこと、家族の協力体制が整えられないこと、在宅療養について家族への周知不足が挙げられました。
島田市では平成26年より島田市在宅医療推進協議会を立ち上げ、平成28年4月より24時間訪問看護ステーションを開設、講演会や映画、リビングウィル島田版の作成などの市民啓発活動を進めて来ました。
今後、多職種連携を円滑に行うことで患者さんを切れ目無くフォローしていく環境を作ることが大切であると述べられました。


講演後は「医療との連携で困ったことor介護との連携で困ったこと」をテーマにグループワークが行われました。
まず、医療職と福祉職の立場から連携する上でお互いに困っていることを挙げ、それをどのように解決して行けば良いかを各グループで話し合いをしました。
普段の業務では連携する機会が少ない職種の方が参加されていることもあり、どのグループも白熱した意見交換ができ、とても貴重な時間となりました。

今回のような研修で地域の専門職それぞれが顔の見える関係をつくることが、在宅療養を支える大きな力になると感じました。