2016年7月27日水曜日

第一学区健康講座「熱中症対策講座」で松岡医師が講師を務めました

平成28年7月19日(火)に、稲荷町公会堂において、第一学区保健委員主催の健康講座「熱中症対策講座」が開催され、当院の松岡良太主任部長(救急科)が講師を務めました。

第一学区の各町内から地域住民の皆様約50名が参加し、熱心に聴講されていました。こうした地域の取組によって、熱中症の発生が抑えられると期待されています。関係者の皆さま、お疲れさまでした。

梅雨明け直後は、熱中症の発生率が高まります。そして、高齢者は特に注意が必要です。熱中症は予防できますので、前もって備えておきましょう。

講座の中で紹介されましたが、熱中症対策について簡単にまとめたページが当院WEBサイト内にありますので、是非ご覧ください。

「救急センターだより(熱中症特集)」








2016年7月20日水曜日

熱中症対策講座(第2回)が開催されました。

平成28年7月19日(火)に、保健福祉センターはなみずきにおいて、島田市健康づくり課主催の「熱中症対策講座」(本年度2回目、1回目は平成28年6月30日に開催)が開催され、当院の松岡良太主任部長(救急科)が講師を務めました。

いよいよ東海地方の梅雨も明け、夏本番になってきました。梅雨明け直後の数日間は、熱中症になりやすいので気を付けましょうと松岡医師は話し始めました。前年・前々年のデータからも梅雨明け直後の週は、前の週と比較し熱中症の発生率が急上昇しているとのこと。これは、気温・湿度の急な変化に体がまだ慣れていないことにより、発症しやすくなっているためだとか。体は、自分が思っている以上に環境の急変化に弱いようです。

講演の冒頭、熱中症は予防ができる、しかし、残念ながら亡くなってしまう方が後を絶たないとして、まだまだ熱中症への理解が足りていない現状を訴えました。理解を難しくしているのは、「頭が痛い」「体が怠い」など一見すると、少し体調が悪いだけと思われることが、実は熱中症のなり始めであること、そして、この状態を放置すると重症の熱中症になり、重症の熱中症を2時間以上放置すると致死率が70%に跳ね上がってしまうと松岡医師は語りました。熱中症を『ただの夏バテ?』などと軽視しないことが重要のようです。

この後、熱中症の分類として軽度・中等症・重症別の症状と治療法が紹介され、熱中症の予防策である水分補給の詳細な説明がありました。

非常にわかりやすく、教科書に載っていない重要なポイントなど実践的な内容を織り交ぜた講座に、皆さん熱心に聴講されていました。

会場には、スポーツ団体の指導者や小中学校、幼稚園の教諭、保育士、高齢者施設の関係者など多くの地域住民の皆様が参会し、熱中症に対する関心の高さが窺われました。













2016年7月19日火曜日

第2回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」の第2回が開催されました。

今回のテーマは、「ころばん塾~転倒予防のすすめ」。講師は、医療安全管理室の大塚清美看護師長と、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の薮崎優子主任看護師が務めました。

「ころばん塾」は、出前講座などで、大変ご好評をいただいている演題で、日常生活の中に『ちょっとしたトレーニング(ちょいトレ)』を取り入れることにより、高齢者など筋力が低下している方の転びにくいからだづくりを目的にした講座です。

冒頭で進行役の藪崎さんから、転倒しやすい場所をチェックする合言葉「ぬ・か・づけ」が紹介されました。
「ぬ」は、ぬれているところは、すべりやすい。
「か」は、階段などの段差があるところは、転びやすい。
「づけ」は、片付けてない部屋は、つまずきやすい。
そして、「この様な場所に来たときには、転ばないように注意しましょう。」と呼び掛けました。

講演の中ほどからは、転倒しにくい体を作るための簡単な体操(ちょいトレ)を会場の皆さんと一緒に実演しました。
高齢者役を演じた大塚看護師長は、「普段本当に看護師長なの?」と疑いたくなるほどの役者ぶりで、数々の熱演に引き込まれた会場の皆さんが、自然に体を動かしていたのが印象的でした。

最後に、「少しの時間で簡単にできる体操です。今日の分はもう終わったので、明日からはじめてみましょう。」と呼び掛け、熱気冷めやらぬ間に講座は終了しました。

「市民ふれあい講座」は、原則として毎月2回、第2・第3火曜日に開催します。
次回は、8月9日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

※今後のスケジュールはこちらをご覧ください。














2016年7月12日火曜日

第1回市民ふれあい講座を開催しました。

外来の診察待ちをされている患者さんを対象に、市民病院スタッフが医療関連情報を提供する「市民ふれあい講座」が今年もスタートしました。

今回のテーマは、「食中毒を予防しよう」。講師は当院の感染管理認定看護師の野村看護師長が務めました。

連日の猛暑が続いていますが、気温や湿度の高いこの時期に注意することの一つに食中毒があります。

食中毒の原因には、細菌、ウイルス、化学物質、自然毒、寄生虫など色々とありますが、夏場(6月~8月)に多く発生するのが、サルモネラや大腸菌などの細菌性の食中毒です。

講座では、食中毒予防の三原則として、1.菌をつけない(清潔、洗浄)、2.菌をふやさない(迅速、冷却)、3.菌をやっつける(加熱、殺菌)を紹介、更に具体的な方法として、家庭でできる食中毒予防のポイント(下図参照)についてわかりやすい説明がありました。

最後には、食中毒予防に欠かせない「手指の洗浄」について、手指消毒の正しい方法を実演、今の時期に直ぐに実践することができるとても実用的な講座となりました。

「市民ふれあい講座」は、毎月2回、火曜日に開催します。
次回は、7月19日(火)の午前10時頃からの開催となります。ご来院の際には、ぜひご参加ください。

今後のスケジュールはこちらをご覧ください。





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平成28年度災害医療救護従事者研修会が開かれました。

島田市医師会と島田市健康づくり課主催による災害医療救護従事者研修会が、7月7日(木)に保健福祉センターで開催されました。

当院の松岡医師(救急科主任部長、災害医療コーディネーター)が講師となり、参加した医師会、歯科医師会、薬剤師会の方々や市職員約100人を対象に、救護所および救護従事者の役割について、講義と図上訓練をおこないました。

地震等の災害時には、救護所で近隣からの傷病者を受け入れ、重症患者を救護病院に送る役割を担っています。一般的には救護病院で診れない患者を災害拠点病院が受け入れ、更にはSCU(広域搬送拠点:静岡空港など)を経由して被災地の外に搬送する流れとなります。

島田市には救護病院がないため、当院が救護病院と災害拠点病院を兼ねています。当院が災害拠点病院として機能するために、救護所の役割が重要であることを参加者に呼びかけました。

災害時、島田市内に最大6箇所の救護所が立ち上がります。図上訓練では参加者が担当の救護所ごとグループに分かれ、救護所となる施設の図面をもとに、立ち上げから患者の受け入れまでの一連の流れを確認しながら、救護所運営に必要なこと、やるべきことなどを検討しました。

当院の職員8名も進行補助役として参加し、活発な議論を支えました。






2016年7月11日月曜日

七夕ふれあいコンサートを開催しました

平成28年7月8日(金)午後7時から待合ホールにおいて、七夕ふれあいコンサートが開催されました。このコンサートは、病気や怪我と闘っている入院患者さんに音楽を通じてリラックスできる時間をすごしていただき、少しでも早く元気になっていただきたいとの思いから、年2回(七夕とクリスマス)開催しているものです。今回の出演は、市内を中心に活動するフルート愛好家グループ「リバティーフルートアンサンブル」(大石和子代表)の皆さんでした。


「リバティーフルートアンサンブル」は、1987(昭和62)年に結成された30人余りの団体です。現在は、指揮者の石野甲子夫さんの指導の下、「自由に楽しく」をモットーに、毎週日曜日の練習や市民音楽祭、島田市ばらの丘フェスティバル等の市のイベントにも参加するなど、積極的に活動されています。


今回のコンサートでは、本年3月に開催された「第13回静岡県フルートコンクール」でグランプリに輝いた石川雛さん(浜松学芸高等学校)、同入賞者の榛葉心梨さん(島田六合中)、原崎みすずさん(島田初倉中)、後藤恵美子さん(一般、市内在中)が演奏する「小さな黒ん坊」「小さな世界」「浜辺の歌」などのほか、全員合奏の「サウンド・オブ・ミュージック」、メンバーがグループごとに演奏する「ドレミの歌」、「星に願いを」、「見上げてごらん夜の星を」など約10曲が披露されました。












最後の演奏では、会場の患者さんと職員らがフルート演奏に合わせて「たなばたさま」を合唱しました。楽しい歌声とフルートの音色が優しく溶け合って、心が元気になっていくような素晴らしい一時となりました。



演奏してくださった皆さん、ありがとうございました。